2006年03月28日

「思い」っていう付加価値

 このブログの始まりの方にボクの仕事についてちょいとお話してありますが、ボクの職業は“農業”でお米&お花(切花)を作っております。先日友人のブログ『Mac de 農業』で大変興味深い事が書かれていて思わずコメントも残してきたのですが、自分のブログでもちょっとお話させてもらおうと思います。今回のタイトルからして「何じゃそりゃ?」と思われるでしょうが、ボク(生産者)の一方的な視点でお話する事なのでその辺はご容赦下さい。
 
 近年、切花産地の増加でより激しい競争を余儀なくされ市場からは高品質化や付加価値による差別化を盛んに迫られてるってのがボク達の現状です。切花市場も競争社会なのですから他より有利に販売しようと思うなら当たり前の事でボクとしても何ら疑問に思う事はありません。高品質(鮮度であるとか花保ち等)な物を作る....これは生産者として大前提ですし義務だと思ってますからこれについては言及しません。次に付加価値による差別化....これにはいろんな手法が考えられます。例えば減農薬だとか鮮度補償、特殊生産技術や産地の独自品種など他産地がやってなくて購買者(仲卸業や小売業者)が認める独自性があれば何でも良いのだと思うし、今回のタイトルの様な付加価値もあってもいいんじゃないかと思うんです。お花を作って販売しお金を得ているワケですから生産者は皆一生懸命努力していますから“「情熱」や「思い」なんて付加価値になるかい”って思われる人もいるかと思いますが、ボクが言いたいのはそれを購買者に伝える環境があるかないかって事なんです。とかくボク達は作ることに専念しがちで、せいぜい種苗会社や資材会社、仲介販売してくれてる市場関係者ぐらいでお花屋さんとコミュニケーションをとっているトコロはあまり無いと思います(ボクの思い違いならごめんなさい)。こっから先は冒頭の友人のブログと同じ話なのでそちらを見てもらう事で省略させてください。
 
 電気製品や食べ物には利便性があったり空腹を満たしてくれたりっていう直接的な利益があるけど、お花ってそういった類の物と違ってて人の感性に訴えかける様な物だと思うんです。だから「思い」や「情熱」が商品(お花)の一部であっても良いのでは....と思うんです。生産者はもちろんお花屋さんにもあてはまるのではと思いますが、読んでくれた方はどう思いますか?


posted by やぎ at 20:45| Comment(6) | TrackBack(0) | お花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初コメントです。同感です!僕は、まだ生産・販売をしていないので、意見を言える立場ではないのですが・・・。なので、前の馬の仕事のお話をします。競走馬も市場取引があり、競りによって落札されます。購入者は、馬のバランスや柔軟性、特に血統といったもので判断をし馬を購入します。もちろん、良い血統やバランスの良い馬は売れるのですが、売れ残る馬もいます。競走馬になっても、デビューできるとは限りません。生産者を含む競走馬に係わるすべての者は、ダービー馬を作りたい、良い馬を作ろうといった思いや情熱で日々努力しています。そういった思いや情熱を乗せ一生懸命走る馬の姿に感動し、メディアや競馬場を通じて伝えられます。お花は難しいですねー。花屋さんと生産者が一緒になって、何か新しいものを発信出来れば良いですね。そこまで、コミニケーションが取れるようになりたいものです。
Posted by nobu at 2006年03月29日 02:04
 nobuさんありがとうございます。yusakuさんも言っていましたが、自分からできる事を積極的に取り組む努力が必要ですよね。まだまだこれからですが1人でも多く共感してくれる人がいるだけで心強いです。お互いに頑張っていきましょう。
 
Posted by やぎ at 2006年03月29日 22:34
プロフィールにウサギをこよなく愛すると載っていますが、ウサギ飼ってるんですか?うちにもウサギが3匹います(犬4猫3ウサギ3の動物王国です)。今度、写真UPしまっす。
Posted by nobu at 2006年03月30日 09:56
Re:nobuさん

 おります。
 プロフィールんトコに写ってる奴がおります。
Posted by やぎ at 2006年03月31日 20:14
話が難しくて内容を理解するのに三回くらい読み直してしまいました。焦点のずれてるコメントだったら無視してください。
お花につける付加価値ってホント難しいです。私は花屋で働いていますからラッピングなり、器なりで価値を付けることもできますが。しかしお花一本に付ける付加価値は実際 ”思い”と言ってもお客さんに伝えれるか売る側として至難の業です。 私が思うことは生産者さんとお花屋さんの繋がりとしてやぎさんのようにお花教室に通ったりしてくれる事も良いですし、逆にお花屋さんが産地に行って体験農業するとか。産地見学もやってるみたいですけど、それだけでは都会で花を売ってる人達には大変さは伝わらないと思います。大変な作業を経てこんなきれいな花を作ってる。そしてその花を一本一本大切に売る。そうゆうコミュニケーションも良いなと思いました。私自身最初の何年かはただ売っていた気がします。自分が農家の娘のことも忘れ農業の大変さなんてすっかり忘れていました。 あとひとつ要望としては花箱に思いを添えてくれれば・・・。
例えば成長過程とかお客さんに対してのPRコメントとか添えてくれると作る人売る人買う人
がより近くに感じられる気がします。 でもこのブログ読んでるだけでも思いは十分伝わりますよ。 話ながくなりすぎてわかんなくなってきた。
今日はまずこの辺で。
Posted by せんせ at 2006年04月01日 18:59
Re:遅ればせながら...せんせさん
 貴重なご意見ありがとうございます。難解で焦点の定まらない記事になってしまって申し訳ありません(トラックバックもせずに引用したり、実は2つ論点があるし... )。文章って難しいですね...(´ヘ`;)自分の中でも矛盾を抱えているうえ、「思い」の方が先走ってしまいました...ちょっと反省です。

 おっしゃるように、実際に消費者に伝えるってのは難しいですね・・・「思い」ばっかりじゃタダの押し売りだし。「思い」を伝えるっていうよりボクらの顔が見える環境というか生産者が思い浮かぶような環境ができたらいいと思うんです。その為にはボク達からも情報を発信する必要があるしこのブログも大いに活用していきたいと思います。
Posted by やぎ at 2006年04月06日 20:15
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